そうです！ロッテリアの看板を見つけたのです。

 

たった今、人間の三大欲求の一つが満たされていない僕としては
（食欲ね）
このチャンスを逃すわけにはいかない。

さやかを見るだけで思わず口の中が唾液で満たされる
。（だってお腹空いてるから）

我慢できなくなった僕は、さやかを連れて帰ることにした。
（テイクアウトです）

家に着くや否や、さやかの身に纏われたものを一枚一枚剥いでゆく。

最後の薄い一枚をチラリとめくり、中を覗く。

綺麗に割れて、じっとりと湿っているさやか。（ジャガイモですから）

その熱気は僕のレンズが曇ってしまうぐらい
。（ほんとに曇っちゃって）

顔を近づけなくても、さやかの芳醇な香りがしてくる。

僕はその匂いを嗅げば嗅ぐほど、早くさやかを味わいたいと思った。

我慢できなくなった僕は、思わずさやかの割れ目に白く濁ったものをかけてしまった。
（バターです）
















割れ目をねっとりと這うように流れていく。
先ほどよりも香りは更にきつく、そして強い。

欲求を満たした後、その場にはただ丸められたティッシュだけが残っていた。

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