「僕の観た「おぱーいバレー」」
これは、ワタクシが勝手に思っていた妄想と、それにアレやコレやと更に妄想を付け足していった全く架空の物語です。
ゴールデンウィークも明け、街路樹の葉はすっかり緑色が濃くなりつつある。
季節ってのは変わるのに、僕の生活は特に何も変わらない。
いつもと同じ門をくぐり、いつもと同じ教室に入る。
いつものように「おっす!!」と声を掛けてくる僕の友達。
「うぃーっす。」と、いつものように答える僕。
だるい授業を受けて、レンタルビデオ屋でのアルバイトを済ませ
家に帰って、メシ食って、ゲームをしてから寝る。
こんな毎日を、只々繰り返していた。
数日後、またいつものように教室に入ると、何だか騒がしい。
僕の友達は僕に駆け寄るやいなや
「おい!今日このクラスに転校生来るんだってよ!!!」
と、やたらテンション高めで言ってきた。
“こいつのテンションから察するに、転校生は女だな”
と思った僕は、「あっそ」と流した。
教室に先生が入ってきた。
「はい、今日からこのクラスに仲間が一人増えるぞ!!」
そう言って、先生は廊下にいる転校生に目で合図をした。
「はじめまして、今日からよろしくおねがいします。」
そう言った彼女は、黒髪をポニーテールでまとめ、目がクリッとした、
かわいい女の子だった。
【続く】
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