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2010/03/30 (Tue)
「4年と3ヶ月の軌跡」
Comments(0) | TrackBack() | 駄文

しばらく・・・
何を書いていいのか、何から書いていいのかわからず
只々茫然としています。

当時17歳高校2年生の年末。
母親が持ってきたアルバイト募集の情報に、何となくお小遣いを稼ごうと思い
行く事にしたのが、最初の、本当に最初のキッカケでした。
初めての接客業で、笑顔もロクに出来ず、お客さんとのやり取りも下手くそで。
しかも年末という超多忙なタイミングに入ってしまった私は、あっさり挫折(笑)
短期アルバイトという名目で来ていた為、軽く逃げるようにその場を去りました。

それから大学受験を経て、18歳高校3年生の年末。

進学する大学が既に決まっていた私は、高校最後の冬休みをどうしようか迷っていました。
他の子たちがセンター試験に向けて必死に勉強をしているのに、自分だけ遊び呆けるのも
どうかと思い、アルバイトをする事に。当時の候補は、

郵便局の年賀状の仕分け
焼き肉屋のアルバイト

そして、


一度逃げ出した漬け物屋。

とりあえず匿名で電話をかけ、バイトの募集要項や諸々を聞いて行くうちに・・・
もう二度とこんな事やるもんか!と思ったあの場所に戻っていました。

それから4年と3か月、本当に大学生活と共にこのアルバイト生活がありました。
入った頃は18歳だった私も、今では22歳です。
本当に人生の貴重な経験を色々とさせていただきました。

デロリアンの様々なバージョン3台も乗ったり。vivio t-topも乗ったり、キャバリエにも乗りました
あ!シトロエンC2にも・・・って車の事はいいですよね(笑)


アルバイト先で出来た彼氏。2歳年上だった彼なので、
私が大学3年の時、彼は社会人1年目。
その彼に「土日休みもらってよ!」と言われ、それをするなら、このアルバイト先を
辞めるしかないと思いました。なので本気でアルバイトを辞めようと考えました。
当時はその彼と結婚しようと思ってましたからね。
「辞めさせてください!」と店長に言いました。でも店長は気づいてたんですよね。
コレが私の本心じゃないという事。今は情に流されてるだけだという事
「辞める」という結果が私にはイイ結果にはならないという事。全て知っていたんだと思います。

結果、やっぱりこのアルバイト先を辞めるのは嫌だと思った私は、彼との生活リズムや
価値観が少しずつズレてしまって、別れを切り出したんですけどね。



大袈裟に言えば、仕事と男で揺れた、的な(笑)

でもこの経験で、“働くたるや”“パートナーと付き合うたるや”というモノの
自分の軸が一本ビシッと通った気がします。
(だから私は色のつく曜日に休んでいる人と付き合うには、もう合わない気がしますw)




あとは本当に珍事件も数々ありましたし、中々出会えない人とも沢山出会いました。
ありすぎて思い出すたびに書いていたら、終わらないので割愛します。





 









「ニコニコしてれば何とかなるよ」
これはウチの店長の対面販売の教えです。

初めの頃は、ニコニコが出来なくて笑顔がとても下手くそでした。
元々人に愛想を振りまくような人間では無くて、ませたガキでしたから(笑)
ですから自分は対面販売に向いてないと思っていたし、同時に対面販売の難しさも知りました。

あの当時に比べたら、少しはニコニコしていると思います。
人に愛想を振りまく事も少しは出来るようになったと思います。

でもニコニコだけではどうにもならない時だってありまして・・・。
お客さんとのやり取りでの失敗も数え切れないぐらいあります。
理不尽な理由で怒られた事もあるし、たった一回のミスで
二度とそのお客さんが私から商品を買わなくなったという経験もあります。
訳のわからないお客さんに絡まれたり、
東南アジア系の外国人の方から同じ国の人間と勘違いされたり
(そういえば、私が初めて接客した人は日系ブラジル人でしたw)
(言葉が通じなくて焦った焦ったww)


「ニコニコしてれば何とかなるよ」は、それに増してイイ事を沢山運んで来てくれました。

お客さんと仲良くなったり、お客さんところの子供と仲良くなったり
おばちゃんと他愛もない会話が出来るようになったり
私の事を気にかけてくれるお客さんがいてくれたり
私から商品を買って下さる常連さんが付いたり
私に貢いでくれるおじ様がいたり(笑)

お客さんは、以前の私より、大きくたくましくしてくれたように思います。





そして、一緒に働いた店長と奥さん、そしてパートのおばさん。
この人たちの働く背中を見て私は4年と3か月歩んできました。
店長や奥さんなんかは、本当に休まずずっと働いていました。
少しの間でしたが一緒に仕事をさせていただいて、働く事の意味や
働く事の楽しさ、面白さ、辛さ、悔しさ・・・・・・未知数の感情を吸収しました。
年末は朝6時から働いて夜の9時半までほぼ休憩無しで働くのを約一週間続けます。
そして休みも無く、通常の勤務時間に戻って働きます。
それに一緒になってやってたので、
元々根性無しの私にも少し根性がついた・・・のかなぁ。


もっともっと一緒にいてもっともっと色んな事を話して、色んな事知りたいけど、
それももう、終わりです。




本当に4年間迷惑をかけっぱなしでした。
それでも優しく、しぶとく、根気よく見守っていただいたお陰で今の私がいます。
私が出戻ってこなかったら、出戻った時にもうアルバイトの子がいて断られていたら
今の私はいません。縁って不思議ですよね。
でもそう言っても過言でないぐらい
私の人生に大きくvestige(痕跡)を残してくれました。


「ありがとうございます」
を何回言っても、何度思っても足りないぐらい、
店長にも奥さんにもパートのおばさんにも感謝しています。



アルバイト最終日だった2010年3月29日月曜日。
泣かないと決めて臨んだ最後のアルバイト。
その最後の最後でサプライズが!!!




「お疲れ様でした!!!!!!!!!!」



という突然の店長の大声と同時に
でっかい紙袋が!!!そして中から大きな花束が!!!
そうです。店長からはピンク色で統一された大きな花束、
そして奥さんからはメモ帳と万年筆とボールペン、そして手紙。


くっそ~完全にやられました(笑)笑顔で元気に去るはずだったのに
溜まっていたモノが溢れてしまいました。号泣ですよ。えぇ。
そして泣き顔を激写される始末(笑)
「よく頑張った」と方々から言われる度にこみ上げてくるモノがあって
抑えるのに必死。
(“よく頑張った”ってゆう言葉は女はキュンとしちゃうからダメよねw)

本当にイイ環境でアルバイトが出来た事、イイ人間関係に恵まれた事に
とてもとても感謝します。


落語家などでいう所の「丁稚」だった私は、これから師匠(店長)の元を離れます。
師匠に恩返しが出来るまで私は切磋琢磨しながら精進していきます。

店長がよく言う言葉。
「どうせ働くなら楽しく!」
この言葉は私を勇気づける最強のおまじないです。
この言葉を大事に胸に抱えて、様々な情勢が渦巻く社会に一歩踏み出します。


最後に私が4年3か月で感じた事を書き留めておきます。
これは、4年3カ月の軌跡の中で見つけた答えなので
また変わるかも知れません。変わらないかもしれません。
誰にも共感されないかもしれません。
でも、この歳月を経て見つけた私なりの答えですから、軽いものではない事は確かです。



接客とは、経験です。
接客とは、生涯正しい答えの見つけられない方程式です。
接客とは、ニコニコ笑って、賢く馬鹿で在る事です。




4年3カ月間、ありがとうございました。


あ、ブログとボイスブログは続きますからね~。
明日もアルバイト先に顔出さなきゃ(ぇ

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